「コスプレに興味があるけど、イベント会場まで行くのには勇気がいる」というコスプレ初心者の方が多数いらっしゃるようです。初めてのときはよくわからないですし、不安ですよね。
そんな時は自宅で手軽にコスプレを楽しめる“宅コス”をおすすめします。
宅コスはコスプレ初心者のイベントデビューの練習としてとても役立ちますし、上級者でも宅コスをやっている方はたくさんいます。
この記事では宅コスの魅力・楽しむコツについてお教えします。
宅コスとはどんなコスプレ方法?
“自宅でコスプレをする”ことを省略して“宅コス”といいます。
基本的に宅コスは、自分一人だけの撮影や親しい身内のみで誰かの家に集合してコスプレ撮影をします。宅コスをしたことがないコスプレイヤーはいないといっても過言ではありません。
宅コスはこれから初めて衣装を出すキャラのメイクの研究や、衣装の見栄えチェックをするのに適しています。
上級者レイヤーでも衣装やウィッグを用意していきなりイベントやロケに出掛けることはまずなく、下準備として一度宅コスなどでチェックします。コスプレ名刺用の撮影でピン写真が欲しい人も宅コスで撮影していることがあります。
宅コスはイベント会場へ行くよりも敷居が低いです。衣装やウィッグなどの身なりを整えれば、自宅に居ながらコスプレができてしまいます。
ですから、初心者コスプレイヤーはイベントデビューの前にどんどん宅コスをしてみるとよいでしょう。自信が付いたらイベントデビューに踏み切りましょう。
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ただし、家族と同居している場合で親に内緒でコスプレをしている方は、宅コスするのにも苦労すると思います。自分の部屋で親にばれないように、こっそりコスプレ衣装に着替えて撮影するのは勇気が要りますし、万が一、コスプレ姿を見られてしまったらどう説明したらいいのかわかりません。
私も初めてのコスプレは宅コスだった
私も初めて衣装やウィッグを揃えたときに宅コスをしました。当時はメイク方法がよくわかりませんでしたし、どうやって自宅で撮影するかもよくわからないまま自己流で撮影しました。
顔だけを撮るには右手にカメラを持って撮影することができたのですが、全身になると一人での撮影は難しくなります。当時三脚やリモコンを持っていなかった私は、安定している椅子や机などにカメラを置いて、セルフタイマーで全身を撮った記憶があります。
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のちにコスプレSNS登録用の写真にも宅コス写真を使いました。
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宅コスのメリット・デメリット
宅コスにもメリットとデメリットがあります。
宅コスのメリット
- イベントの入場料やパンフレット代・交通費がかからない
- 初めてのメイクや衣装の試着などを試すのには最適
- 露出した際どい衣装でも規制がない(水着やパンチラ・胸チラ写真など)
- 誰かの予定などを気にせず自分の都合のいい時にできる
- 納得がいくまで何回でも失敗できる
宅コスはお金の面では通常イベントに行くのにかかる費用を節約できます。マイペースでできるので、自分の都合のいい時に好きなだけできるのもメリットです。
多忙でイベントに行けないとき、「あーコスプレしたい!」なんてよく思いますが、そういうときでも欲求不満が宅コスで解消することもありますね。
また、通常のイベント会場で規制されているような際どい衣装でも、自宅で撮影するのであれば自由です。
宅コスのデメリット
- 家具や散らかった部屋が写ると生活感が出る
- カメラの設定・シャッターのタイミングが難しい
- 光源の設定が難しい
- 部屋(撮影できるスペース)が狭いと全身撮影が難しい
- 背景用の布などを用意する場合がある
- 急な来客に対応できない
- ロケーションにこだわった撮影ができない
宅コスの一番のデメリットは、写真に雑然とした部屋の様子が写りこむことです。部屋が散らかっていると残念なコスプレ写真が出来上がります。
自己満足で撮影する分には全く問題ないですが、アップロードして写真を見てもらおうと思うのならば、それなりに背景や小物・光源(部屋の明かり)などにこだわらなくてはなりません。
背景用に白や黒の布を買って宅コスを楽しんでいるコスプレイヤーはたくさんいますし、背景を加工する技術があるならば、それなりのものを撮れば使える写真に仕上がります。
自宅にスタジオを作る強者もいる
コスプレイヤーの中には「自宅にスタジオ風の撮影スペース」を作る人もいます。
背景や小物、照明機材などを一式揃えて、自宅とは思えない撮影をしています。工夫次第でどのようにでもできるのです。
コスプレイヤーにとっては、自宅にスタジオ風の撮影スペースを作るのは夢ですね。好きな時に好きなだけコスプレに浸りたいものです。